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私が考える良い英文

今回は、私が考える良い英文というテーマで、以下に書いてみました。

私が良い英文と考える文章は、大きく分けて次の四つの条件を満たしている文章のことを指します。

1. 一文が短い。

2. 同じ表現の繰り返しを避けている。

3. 各段落の論旨が明確。

4. 各段落の論理的なつながりが明確。

まず、一つ目の「一文が短い」ですが、これは前回のブログでも書いたことであり、一文を短くするのは文章を書く時の最も基本的な鉄則だと思っています。短くまとまった文章は、キレとリズムがあり、読みやすく、伝わりやすくなります。

次に、二つ目の「同じ表現の繰り返しを避ける」ですが、これはより英語らしい文章を書く時には特に重要なポイントになります。

英語では、あることを表す時に、ある特定の表現を繰り返し使うという方法を避けて、同じ意味を表す別の表現を用いるのがより英語らしい表現方法とされています。例えば、「旧ソ連の崩壊」というフレーズを英語で表わそうとした時、「崩壊」という言葉を表す英語は文脈上、“fall”、“collapse”、“end”、“demise”の四つの代表的な単語が考えられます。この中のどれでも「崩壊」という意味を表すことができますが、例えば、最初に“fall”を使ったら次にこのフレーズが出てくる文脈では“collapse”を使うといったように、文脈の中で臨機応変に使い分けるのがより英語らしい表現方法です。

ただ、これには表現の統一という問題が絡んでくる面があり、実際の翻訳案件の中では、クライアントが文章全体での用語の統一を望んでいるというような場合には、その意向を汲んで“fall”なら“fall”で統一するといったような配慮が必要になります。

私が本ブログで言っている「良い英文」というのは、「より英語らしいこなれた英文」という意味であり、その意味において同じ表現の繰り返しを避けることがより英語らしい表現につながるということです。

次に、三つ目の「各段落の論旨が明確」についてです。英語という言語は、段落という概念を重視する言葉です。一つの段落に一つのメッセージや主張を盛り込む(one paragraph-one ideaの原則)というのが、論理的な英文を書く上で重要なポイントです。日本語の文章でも段落という概念はありますが、英語では段落分けの原則がより明確に打ち立てられています。

最後に、「各段落の論理的なつながりが明確」についてですが、これは三つ目に書いた段落の論旨と関係があります。つまり、それぞれの段落同士が、どういう関係にあるのかが明確になるようにするために、接続詞や接続詞的な役割を果たす語句(例えば、as a resultやin contrastなど)を使って、段落相互の関係性がわかるようにすると、各段落の論旨がより明確になって、英語らしし英語になります。

以上、私の独断と偏見でよい英文とはどんなものなのかについて、書いてみました。

テーマ : 英日・日英翻訳
ジャンル : 学校・教育

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まとめ【私が考える良い英文】

今回は、私が考える良い英文というテーマで、以下に書いてみました。私が良い英文と考える文章は、大きく

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プロフィール

平井和也

Author:平井和也
KH翻訳事務所代表。主に人文科学・社会科学分野の日英・英日翻訳を中心にしており、行政翻訳専攻です。好奇心旺盛な本好きです。異文化間コミュニケーション・サポーター。日本翻訳者協会(JAT)会員。海外ニュースライター。

特に政治、経済、国際情勢、行政、ジャーナリズムといった時事的なテーマが得意です。

主な翻訳実績として、東大や一橋大学などの教授の書いた学術文書の英訳、2006年サッカーW杯ドイツ大会の翻訳プロジェクトや防衛省・法務省などの政府系文書、政府高官のパーティースピーチ文書、国際会議関連文書、シンクタンクの報告書・論考、英字新聞『ジャパン・タイムズ』寄稿記事の和訳などの翻訳経験があります。

趣味:読書、語学。

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