スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

翻訳文を書く時に気をつけていること

今回は、私が翻訳文を書く時の留意点について、以下に書いてみました。

細かいことを挙げればきりがありませんが、私は和訳の場合でも英訳の場合でも翻訳文を書く時に、できる限り一文を短くすることを最も強く意識しています。もちろん、原文のスタイルを尊重することが重要であることは言うまでもありませんが、それを考慮に入れながら一文を短くすることを意識しています。

これは文章を書く時の最も基本的な鉄則だと思っています。一文が長いと、どこが切れ目になっているのかがわかりにくく、だらだらとした言葉の羅列になってしまい、結局、何が言いたいのかよくわからない文章になります。

文章とは、それを書いた人が伝えたい意思を伝えるためのメディアです。意思をより伝えやすくするためには、一文をなるべく短くすることが大事です。短くまとまった文章は、キレとリズムがあり、読みやすく、伝わりやすくなります。

特に日本語は、語尾に接続助詞を付けることで、長々と文章をつなげることができます。例えば、「~であり、~でもあるが、同時に~であり、~なため、~である」というような文章があった場合、どこが文の終わりになるのか、読んでいる間は予測しにくいです。最後の「~である」まで読んで、やっとそこが終わりだということがわかります。

翻訳は、常に文の切れ目を意識しながら、原文のメッセージを訳出するという作業を続けていくというプロセスです。そのため、訳すスピードや言葉の選択が原文の読みやすさに大きく左右されます。特に原文の一文が長い時には、どこで切って訳出するかという判断をたえず行う必要があり、その分だけ訳出するスピードは落ちてきます。逆に、適度な長さが保たれている文章の場合には、その判断がしやすくなります。

30 Indispensable Writing Tips From Famous Authorsというサイトに、海外の有名作家30名の文章を書く際のコツに関する情報が掲載されていますが、私はその中でも、ジョージ・オーウェルの次の2つのアドバイスが、特に参考になります。

Never use a long word where a short one will do.(短い言葉で済む時には長い言葉をわざわざ使わないようにすること)

If it is possible to cut a word out, always cut it out.(言葉を省略できる時には省略するようにすること)
スポンサーサイト

テーマ : 英日・日英翻訳
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

平井和也

Author:平井和也
KH翻訳事務所代表。主に人文科学・社会科学分野の日英・英日翻訳を中心にしており、行政翻訳専攻です。好奇心旺盛な本好きです。異文化間コミュニケーション・サポーター。日本翻訳者協会(JAT)会員。海外ニュースライター。

特に政治、経済、国際情勢、行政、ジャーナリズムといった時事的なテーマが得意です。

主な翻訳実績として、東大や一橋大学などの教授の書いた学術文書の英訳、2006年サッカーW杯ドイツ大会の翻訳プロジェクトや防衛省・法務省などの政府系文書、政府高官のパーティースピーチ文書、国際会議関連文書、シンクタンクの報告書・論考、英字新聞『ジャパン・タイムズ』寄稿記事の和訳などの翻訳経験があります。

趣味:読書、語学。

ブログを読んでいただいて、ご意見・ご感想などございましたら、お気軽に以下のアドレスまでメールをいただければと思います。

curiositykh@world.odn.ne.jp

最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

アンティークな懐中時計
今日の時事英語
ブクログ
ブクログ
検索フォーム
RSSリンクの表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
キーワード出現頻度解析ツール
検索の仕組み | 上位表示の方法 | 無料SEOツール | 最新SEO情報
人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ ドキュメントルートとは blogram投票ボタン