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《世界難民の日》記念シンポジウム

昨日、経営戦略家兼マーケターの友人と一緒に国連大学で開かれた世界難民の日のイベントに参加してきました。

抜群のエンターテイメント性とまとまりのある内容構成で、見事なイベントでした。

プログラムの詳細は、次のようなものでした。

《世界難民の日》記念シンポジウム
2009年6月20日(土)
【日時】2009年6月20日(土) 12:30受付開始 13:00シンポジウム開始
【会場】国連大学ビル3階 ウ・タント国際会議場
【言語】日本語・英語(日英同時通訳付き)
【参加費】無料

記念シンポジウム:当日プログラム
■オープニング
総合司会: 岸守一(UNHCR駐日副代表) / 根本かおる(国連UNHCR協会事務局長)
13:00-13:10 川井郁子(ヴァイオリニスト)によるヴァイオリン演奏およびウガンダ、
タイのミッション報告
13:10-13:15 ヨハン・セルス(UNHCR駐日代表)によるオープニング
13:15-13:25 アントニオ・グテーレス(国連難民高等弁務官)、 緒方貞子(JICA理事長)らによる
ビデオメッセージ
13:25-13:45 スグレ・アブカル・ハッサン(農学博士)によるメッセージ
■1部パネルディスカッション: ビニールシートが舞いあがったとしても(13:45-15:15)
モデレーター : 橋本 笙子 (ADRA Japan)
パネリスト : 森絵都(作家) / 岡本幸江(NHKプロデューサー) / 渡邊良雄(NHKディレクター)
コメンテーター: 志野光子(外務省人権人道課長) / 水野孝昭(朝日新聞論説委員)
■休憩 15:15-15:30 UNHCR難民映画祭-東京プレビュー
■2部 15:30-17:00 プレゼンテーション: 難民と一緒にいる風景
アンジェリーナ・ジョリー(UNHCR親善大使)によるビデオメッセージ
モデレーター : 松田陽子(シンガーソングライター)/ 武村貴世子(DJ)
ディモ・ティン・ウィン(関西学院大学)/ 渋谷ザニー(デザイナー)
《テーマ》 ユニクロのグルジア・ミッション / ガールスカウトのピースパックプロジェクトによるタイ活動報告 / 貴島善子(外務省人道支援室長)および木山啓子(JEN事務局長)による南スーダン / 金井昭雄(富士メガネ会長)のアゼルバイジャン・ミッション / ケニア、ソマリア難民受入れの最前線 私たちにできること ゆずの場合 / 菊川怜(UNHCR駐日事務所スペシャルサポーター)およびUNHCR ユース・SHRET(聖心女子大学学生団体)による日本でもできること
■クロージング
17:00-17:05 当日のビデオクリップを上映
17:15-18:15 清泉女子大学のバリスタによるコーヒー/お茶のサービス (国連大学ビル2階)

会議のポイントを本当に一言で端的に表せば、日本の難民受け入れ態勢は、近年加速度的に向上している状況にあるということです。

紛争や貧困に苦しみ、難民と化してしまった人たちを第三国定住という形で日本に連れてきて、Humanitarian statusという待遇の下に受け入れる機運が、ますます高まっているそうです。

イベントの中で発表したある団体の5つの約束というのが、印象に残りました。

それは次のようなものでした。
1. 知ること
2. 行動すること
3. 続けること
4. 忘れないこと
5. 伝えること

また、UNHCRの難民高等教育事業によって関西学院大学に入学することができたビルマ人(あえてこの名称を使います)のディモさんの発表も感動的でした。ディモさんは現在も軍事政権下で自宅軟禁状態に置かれているアウン・サン・スー・チー女史をビルマ人として尊敬していると言っていました。この言葉を実際にビルマ人の口から聞くと、胸に熱いものがこみ上げてくる思いがしました。ディモさんの説明によると、ミャンマーというのは現地の言葉で「力強い」というような意味合いの言葉だそうです。軍事政権は力を誇示する意味で、この国名を使っているわけです。

パネルディスカッションでは、2006年に国連の難民支援をテーマに扱った『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞を受賞した作家の森絵都さんも参加しており、たまたまこの作品を読んだことがあったので、議論の内容にもスムーズに入っていくことができました。ちなみに、この作品は5月30日から全5回でNHK土曜ドラマとして放送されています。

会場には外務省の人権人道課長である志野光子さんも同席されており、実際にスーダンにおける支援状況を査察した経験を語ってくれました。その実感としては、日本のODAはよく批判の対象にされますが、スーダンの現地では効果を上げており、現地の人たちにも評価されているので、軽視するのは間違っているという発表内容でした。これは、率直にとても参考になる意見でした。

さらに、イベント終了後には、2階の広間でフェアトレードコーヒーを飲みながら参加者同士の集いが催され、特に印象的だったディモさんに真っ先に話しかけさせてもらいました。とてもきさくで面白い人柄なので、周囲の人たちからも笑顔が絶えず、楽しいひとときを過ごさせてもらいました。ちなみに、ディモという名前は、民主主義を意味する英語のdemocracyに由来するそうです。

その次に、イベント会場で隣同士の席になっていた女性の外国人にも話しかけてみました。すると、なんとディモさんの妹さんということで、思いがけない偶然でした。その上に、今高校3年生でありながら、UNHCRのユースに参加しており、私の出身母体である青学の英米文学科に入学を希望しているということでした。言葉に興味があるので、英語を本格的に勉強したいということです。ちなみに、現時点ですでに、日本語、ビルマ語、ヒンズー語、ウルドゥー語の4ヶ国語を話せるそうです。人柄も実にしっかりしていて、とても高校生とは思えない立派なたち振る舞いを見せてくれました。性格も謙虚で、容姿端麗で、非の打ちどころのない人といった印象でした。最後に友人と一緒に名刺をわたしました。

ヴァイオリニストの川井郁子さんとタレントの菊川怜さん、キレイでした。

菊川さんは、テレビのブラウン管で見たときの印象とは違って、思っていたよりも小柄な方でした。

とにかく、充実して楽しい一日でした。
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プロフィール

平井和也

Author:平井和也
KH翻訳事務所代表。主に人文科学・社会科学分野の日英・英日翻訳を中心にしており、行政翻訳専攻です。好奇心旺盛な本好きです。異文化間コミュニケーション・サポーター。日本翻訳者協会(JAT)会員。海外ニュースライター。

特に政治、経済、国際情勢、行政、ジャーナリズムといった時事的なテーマが得意です。

主な翻訳実績として、東大や一橋大学などの教授の書いた学術文書の英訳、2006年サッカーW杯ドイツ大会の翻訳プロジェクトや防衛省・法務省などの政府系文書、政府高官のパーティースピーチ文書、国際会議関連文書、シンクタンクの報告書・論考、英字新聞『ジャパン・タイムズ』寄稿記事の和訳などの翻訳経験があります。

趣味:読書、語学。

ブログを読んでいただいて、ご意見・ご感想などございましたら、お気軽に以下のアドレスまでメールをいただければと思います。

curiositykh@world.odn.ne.jp

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